【FP監修】学資保険は何歳まで加入できる?年齢の上限や加入に最適な年齢は?

学資保険には子どもが生まれてすぐに加入するというケースが一般的です。学資保険には加入年齢に制限が設けられています。しかし、「子どもが生まれてからだいぶ時間が経ってしまったけど、学資保険に入りたい」という方や、まだ子供は生まれていないけど、何歳までに加入したらいい?と気にしている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、学資保険は何歳まで加入できるのか、保険会社各社の加入年齢の上限や、加入に最適な加入年齢をご紹介します。

【この記事の監修】

ファイナンシャルプランナー 西田 凌 学資保険プロ

ファイナンシャルプランナー
西田 凌

複数の保険総合代理店にて勤務後、より多くの方に「正しい情報」を届けるために、現在は完全独立系のファイナンシャルプランナーとして活躍中。
年間100世帯の面談経験を元に、個人のコンサルティングやweb上での相談サービスに加え、お金の専門家として様々な情報サイトで執筆を手掛ける。
保険のみならず、年金や社会保険、資産運用や老後資金など幅広い知識で家計にベストなアドバイスを行うFPとして人気が高い。

FP2級・AFP 資格保有

⇒ 監修者のプロフィール詳細はこちら

学資保険は何歳まで入れる?

学資保険は子どもの教育資金を準備するための保険商品です。まずは何歳までに加入できるのかを確認しておきましょう。

6歳まで(子どもの就学前)が多い

学資保険の加入契約は早ければ早いほど望ましいです。特に子どもが小学校に入学する前、つまり6歳までに加入をされる方が圧倒的に多いです。中には出生予定日の140日前(妊娠6ヶ月頃)から学資保険に加入できる「出生前加入特則」という制度を使い、子どもがお腹にいる時に契約をする方もいます。

学資保険はどの商品にも加入できる上限の年齢(年齢制限)が決まっていて、それを超えると契約できなくなります。学資保険に加入できる年齢の上限は、保険会社や商品によって様々ですが、「子どもの就学前(6歳)」と定めている商品が多いので、就学前までに加入される方がほとんどです。「学資保険は小学校に入るまでに加入する」のが基本と考えましょう。

なぜ、学資保険には加入年齢の上限があるの?

なぜ、学資保険へ加入できる年齢に上限があるのでしょうか。それは、学資保険は満期がある商品だからです。学資保険は文字通り「保険」です。つまり掛金(払い込んだ保険料)を保険会社が運用し、その利益を上乗せして満期日に満期金を返すという仕組みです。

満期日とは保険期間が満了する日のことです。契約時に決めた年齢の誕生日以降、最初に来た契約応当日の前日になります。例えば満期年齢18歳、誕生日が5月1日、契約日が8月1日の場合、18歳になった最初の7月31日が満期日になります。

お金は長い期間運用をした方が利益が増えるのが基本です。満期がある保険商品は、加入する年齢が高くなるほど保険料を払込む期間が短くなります。払込期間が短くなると、設定した保険金額に対して短い間に所定の金額を払う必要があります。そのため毎月の保険料が高くなり、家計への負担が大きくなってしまいがちです。

学資保険の契約期間中に、保険料が払えなくなったなどの理由で途中で解約することになった場合は「解約返戻金」が支払われます。運用期間が短い場合、十分な資金を増やすことができず、払った金額がすべて返って来ないことが多いのです(これを「元本割れ」と言います)。

さらに、加入が遅くなると満期までの期間、つまり運用出来る期間が短くなります。運用期間が短くなるということは、保険会社がお金を増やす期間が短くなるので、将来受け取る利益が少なくなる可能性が高くなります。

つまり、加入数年齢が高くなることで払い込みや運用をできる期間が短くなり、その結果、払った金額に対する戻ってくる受取総額の割合(返戻率)も低くなってしまうのです。

これらの理由から、学資保険には加入できる年齢に上限が決まっているのです。

学資保険の加入時期について、詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

6歳を過ぎても入れる学資保険は?

それでは、学資保険に入りたいけど子どもが6歳を過ぎてしまった場合は、もう学資保険に加入できないのでしょうか。先にも言いましたが、学資保険の商品の多くは「子どもの就学前まで」と決まっていますが、中には6歳を過ぎても加入することができる学資保険があります

しかし、かなり選択肢が狭まること、毎月の支払い額が割高になること、また運用できる期間が短いので返戻率が低いというデメリットがあることを理解しておく必要があります。そのため、やはり学資保険は6歳までに加入した方が有利だと言えます。

6歳以上でも入ることができる学資保険は、以下の3社の商品が主なものです。商品の詳細はそれぞれの記事を参考にしてください。

  • 子どもの入院や手術に対する医療保障など、充実した保障が魅力。郵便局の学資保険「はじめてのかんぽ
  • 手頃な掛金で加入可能。最高12歳まで入れて保障と貯蓄性のバランスに優れたJAの学資保険「こども共済
  • 返戻率の高さがポイント。お得な学資保険として人気の高いフコク生命の学資保険「みらいのつばさ

先輩ママに人気の学資保険別!加入年齢一覧表

これまでに、学資保険に入るタイミングとして重要なポイントを

  • 学資保険への加入は早ければ早いほどいいこと
  • 多くの学資保険は子どもが小学生に入るまで(6歳まで)が上限
  • でも、6歳を過ぎても入れる学資保険がある

とお伝えしました。

そこで、先輩ママが選んでいる人気のある学資保険はいつまで加入できるのか気になることと思います。代表的な学資保険について何歳までなら加入することができるのか、契約年齢をまとめました。

会社 商品名 加入上限(子どもの年齢) 加入上限
(親の年齢)
ソニー
生命
学資金
準備
スクエア
3歳 親の性別・子どもの契約年齢・保険料払込期間によって異なるため要確認
日本
生命
ニッセイ
学資保険
(子ども祝金なし型)
親の年齢が45歳の場合:2歳
 
親の年齢が40歳の場合:6歳
40歳まで、もしくは45歳まで
かんぽ
生命
はじめの
かんぽ
12歳 65歳まで
明治
安田
生命
つみたて
学資
6歳 満45歳まで(契約者が満2歳以上の場合、親の年齢は満40歳まで)
JA
共済
JAこども共済
「学資応援隊」
12歳 75歳まで
フコク
生命
みらいの
つばさ
7歳 親の性別・子どもの契約年齢・保険料払込期間によって異なるため要確認

比較してみると、ソニー生命の「学資金準備スクエア」は3歳までしか入ることができません。しかし、それだけ運用できる期間が長くなるので、多くの先輩ママが加入している人気商品です。

この中ではJA共済の「JAこども共済『学資応援隊』」と、フコク生命の「みらいのつばさ」の2商品が6歳を過ぎてからでも加入できます。かんぽ生命は保険商品の募集にかかわる不祥事で金融庁から行政処分を受けいるため、2020年1月から3月31日までの期間は契約の締結ができません。

親の年齢にも加入できる上限がある!

また、上の表を見て分かる通り、子供の年齢だけでなく学資保険の契約者である親の年齢にも加入できる上限があることにも注意が必要です。

なぜ親の年齢に上限が設けられているのかというと理由は2つあります。1つは、学資保険には契約者である親の死亡保障があり、親が死亡した場合にはそれ以降の払込は免除されるという仕組みになっていることが挙げられます。2つ目は、親の年齢が高くなるほど、保険料を払い終わる前に病気などで死亡する可能性が統計的に高まることです。

これらのことから、親の年齢が高いことは保険会社から見ればリスクとなってしまいます。したがって、学資保険は加入できる上限の年齢を設けることによって掛け金を安定して運用できるようにしているのです。

さらに、契約者である親の性別によって年齢の上限に違いがあることもポイントです。概ね女性の方が上限年齢が高く設定されています。これは、統計的に男性より女性の方が長生きすることが理由として考えられます。

学資保険を検討する際には子どもの年齢だけでなく、契約者である親の加入上限年齢確認を忘れないようにしましょう。

学資保険は子どもが何歳の時に入るのが一番お得?

それでは、学資保険はどのタイミングで入るのが一番お得なのでしょうか。繰り返しになりますが「なるべく早いうち」がその答えです。

なぜ「なるべく早いうち」に入るべきなのか?

学資保険に加入できる年齢上限がある理由でも説明しましたが、学資保険は払い込まれた保険料を運用することによってお金を増やし、特定の年齢になったときに契約者に返します。増えた分だけ契約者は得をすることになります。

そのため、できるだけ早く加入することによって、

  • 払込期間を長くして毎月(毎年)の負担を減らすことができる
  • 早く払込期間を終えることで、お金がかかる時期に保険料を払わなくてもよくなる
  • 運用する期間を長くとれるので、その分お金が増えて返戻率が高くなる

というメリットがあります

また学資保険には保険料の払込免除特約が付いている場合が多いです。これは親が万が一、死亡してしまったとき、それ以降の保険料の払込みが免除される特約です。また同じく親が死亡してしまったときに、学資保険が満期になるまでの間、育英年金という育英費用を年金で受け取ることができる特約もあります。学資保険は、子どもにではなく親に死亡保障がついているのです。

子どもが死亡した場合は、死亡給付金として既に支払った金額が契約者(親)に支払われます。子どもが入院や手術をしたときに保険金を受け取れる医療保障が受けられる特約をつけることもできます。

万が一のときのことを考えても、早めに加入した方が学資保険のメリットを十分に受けることができます。

お得な保険とは、返戻率の高い保険

それではズバリ、お得な保険商品とはどんなものなのでしょうか。これまでにも見てきましたが、学資保険は運用をすることで支払った金額よりも多くの金額を受け取れる商品です。学資保険の目的は子どもの教育費を準備することなので、返戻率が高い商品を選ぶに越したことはありません。

返戻率とは払った金額に対する戻ってくる受取総額の割合(受取金総額÷支払保険料×100)です。つまり返戻率が100%を超えると、支払った金額よりも返ってくる金額の方が多くなります。

お得な学資保険を選びたいときは

  • 返戻率が100%を超えており
  • なおかつ、数字が高いもの

を選ぶとよいでしょう。

学資保険の返戻率を上げる方法については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

返戻率の高い学資保険は?最新をチェック!

2020年3月時点で返戻率が高い学資保険は以下の2つが上げられます。

■ソニー生命 学資金準備スクエア
返戻率は105.5%と学資保険の中ではトップレベルの返戻率です。保険のタイプも3つあり、ライフプランに合わせて保険金を受取るタイミングを決めることができるのが魅力的です。大学進学後に毎年、保険金を受け取ることができるⅢ型が一番人気です。

■フコク生命 みらいのつばさ(ジャンプ型)
フコク生命のみらいのつばさ(ジャンプ型)も返戻率が105.5%と高くなっています。こちらの商品は大学への進学に特化した商品です。大学に入学する18歳と大学を卒業する22歳の2回に分けて、それぞれにまとまった保険金が返ってきます。22歳までの長い期間運用することができるのもメリットです。

>>最新!返戻率ランキングTOP10<<

まとめ

今回は、子どもの学資金を準備するための学資保険について、何歳まで加入できるのか、保険会社各社の加入年齢の上限や、最適な加入年齢をご紹介しました。

最後に、学資保険は「保険金をいつ受け取ることができるか」も重要です。学資保険は子どもが進学するときなどにまとまった金額を用意することが目的です。いくら返戻率が高くても必要なときにお金が返ってこなくては、その目的を果たせません。

学資保険には「こども祝金」など、各学校の入学予定時期に一時給付金があるものもあります。

家族のライフプランを描き、払込年齢や受取年齢を検討することが大切です。学資保険をうまく使いこなして、子どもの成長を見守りたいですね。

  • 学資保険の多くは子どもが小学生になるまで(6歳)が加入上限の場合が多いが、それ以上でも入れるものもある
  • 学資保険はできるだけ早く加入した方が、長い期間に渡り貯蓄や運用ができるので、返戻率が高くなる
  • 返戻率の高さからソニー生命の「学資金準備スクエア」と、フコク生命の「みらいのつばさ(ジャンプ型)」がおすすめ

>【FP監修】最新!2020年学資保険ランキング <
学資保険返戻率ランキング

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事