【FP監修】里帰り出産の費用はいくら必要?出産準備や手続きを解説

里帰り出産を予定している方多いですね。お腹が大きいママの負担を考えると、両親に甘えられる環境での出産はありがたいものです。
でも、里帰り出産時にしておく準備や費用のことなど、気がかりは何かと多いもの。
そこで本記事では、そんな里帰り出産ママの費用の見積もりと準備しておくことを徹底リサーチ!出産にまつわる助成金等の手続きに関しても、FPが解説しています。
是非参考にして安心して里帰り出産してくださいね。

里帰り出産の時期と準備は?

里帰り出産を決めたら、諸々の手続きや出産準備が必要になります。お腹が大きくなって、動きづらくなってからでは大変です、段取りよく準備をしていきましょう。

早めに分娩する病院を決めて予約を!

里帰り出産を決めたら、まずは、分娩希望の病院を決めて問合わせをしましょう。妊娠中期に一度出産する病院で診察が必要な場合もあります。分娩予約が遅れると、満員で受け入れを断られるケースもありますので、病院は早く決めることが大切です。
今通っている病院に里帰り時期を連絡し、紹介状をもらうことも必要です。

里帰り時期はだいたい34週頃までに

仕事をしているママの場合は、産前休業は出産予定日6週間前からですので、34週になると産休に入ります。産休に入ってすぐの帰省はタイトですが、段取りよく準備を整えてください。
もし、飛行機での移動が必要な場合は、時期に注意が必要です。飛行機での里帰りの場合は、余裕をもって帰省しましょう。

飛行機での帰省の場合

  • 予定日より1ヶ月前(35週)までは通常に搭乗できます。
  • 36週目以降は、医師の診断書の提出が必要になります。
  • 出産予定日を含め7日前からは、医師の同行と診断書が必要です。

双子や三つ子といった多胎妊娠の場合は、14週間前(28週)から産休の取得が可能です。多胎妊娠の場合、切迫流産などのトラブルの可能性があり、30週前後から管理入院になる可能性があります。産前の体調不良で早い目に仕事を休む場合も見られますが、その際には傷病手当金が支給されます。詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

産後は8週間の産後休業が取れます。自宅に帰る時期は、1ヶ月の健康診断を終えてから、体調を見て判断するという人が多いようです。

上の子がいる場合は一時保育の申込みも

帰省先で、兄弟の一時保育を検討している場合は、保育園を探しましょう。手続方法は、園に直接申し込む場合や、現住所の自治体を通して申し込む場合もありますので、帰省前に確認し、手続きしましょう。 現在通っている保育園や幼稚園に、「里帰り中は休園します」との連絡と手続きが必要です。

子供が産まれたときの手続き方法をチェックしておこう

出産後は出生届や健康保険の届けなど、役所に提出するべき書類があります。
産まれたら必要な申請手続き関係を表にしました。

  提出期限 申請先
申請方法・注意点


出生日を含め14日以内 子の出生地、本籍地または届出人(父、母、同居人)の所在地の市区町村窓口
出生届と1枚になっている「出生証明書」部分を医師、助産師に記入してもらい提出します。







出生後すみやかに 社会保険…勤務先
国民健康保険…市区町村窓口
父か母の扶養として加入します。必要書類をあらかじめ確認しておきましょう。1ヶ月検診時や乳幼児医療助成の申請時に必要です。







子供の健康保険証が届いたらすみやかに 市区町村窓口
子供の医療費の一部か全額を自治体が助成する制度です。「乳幼児医療証」が発行されます。

申請時必要なもの:届出人の印鑑、母子健康手帳、子どもの健康保険証、普通預金通帳、所得証明書と、交付申請の書類





出生日の翌日から15日以内 市区町村窓口
申請月の翌月分から受給。出生が月末に近い場合、出生の翌日から15日以内は、申請月分から支給となります。

申請時必要なもの:届出人の印鑑、母子手帳、届出人の健康保険証、普通預金通帳、所得証明(出産した年に転居した場合は課税証明書)と、認定請求書。

里帰り中は、自宅のある市区町村窓口に出向くことが難しいため、家に残る家族に申請してもらうことになります。母子手帳が必要な申請もありますので、受け渡し方法も打ち合わせておきましょう。

里帰り出産の費用はどれくらい?

里帰り出産で、妊婦健診受診券(補助券)は使えるのか、ほかにかかる費用があるのかを気にかけているママもいらっしゃるでしょう。里帰り出産にかかる費用を見ていきましょう。

妊婦健診受診券は県外で使えない事が多い

県外の病院で妊婦健診受診券(補助券)が使えない場合には、「償還払い」という制度により後で返金されますのでご安心ください。

妊婦健診受診券を使えない医療機関・助産所で妊婦診査を受診した場合は、費用をいったん立て替えて支払います。領収書等の必要書類を添えて申請することで、自治体より既定の妊婦健康診査費用を、返金(償還払い)してもらえます。

償還払いの申請には期限があります。自治体によって期限は異なり6ヶ月、1年などさまざまです。必ず、事前に確認し書類をもらっておきましょう。

千葉市、広島市など全国で利用OKの市町村もある

里帰りの先の病院でも、妊婦検診受診券(補助券)を使うことができる市町村もあります。窓口で支払う額が少なくて済み、償還払い申請の手間も省けますので助かります。
各市町村のホームページの妊婦健診についてのページに、他県で妊婦健診受診券の利用の可否が記載されています。他県でも使える市町村の場合、妊婦健康診査実施医療機関を一覧表にしたリストがありますので、確認しましょう。

千葉市と広島市の例をまとめました。

  確認するリスト名 リストにない医療機関の場合の対応
千葉市 県外契約検診機関一覧 受診予定の1ヶ月前に、健康支援課へ連絡。千葉市より検診機関へ受診票の取扱を依頼してくれます。
広島市 広島県外契約医療機関一覧表 「医療機関に宛てた依頼書類」を、自分で検診機関に提出します。

  • 契約OKの場合⇒受診券が使えます。
  • 契約できない場合⇒償還払いで申請

自治体によって、医療機関(病院)との契約状況や、契約の申し込み方法が異なります。里帰り先の受診が始まる1ヶ月前までには確認し、必要な場合は手続きをしましょう。

品川区の人は都内の病院なら受診券利用OK

品川区だけでなく、東京都内にお住まいの方が都内で受診する場合は、妊婦健診受診券を使えます。 都外医療機関で妊婦検診をする場合は、申請すると「里帰り等妊婦健診費助成」が給付されます。申請には、未使用の妊婦健診受診券の返却が必要です。手元に受診票が残ってない方は、この制度の助成対象外となります。受診票は保管しておきましょう。受診券は下記の4種です。

  • 妊婦健康診査受診票
  • 妊婦超音波検査受診票
  • 妊婦子宮頸がん検診受診票
  • 新生児聴覚検査受診票

妊婦健康診査の最後の受診日または出産日から1年以内に申請してください。申請書に記載した口座に返金となります。

出産一時金の直接支払いは里帰り先でもOK

里帰り出産でも、病院と出産一時金直接払いの契約をしておくと、窓口で高額の医療費を支払わずにすみます。実際分娩にかかった費用から出産一時金42万円(産科医療補償制度に加入してない分娩機関等の場合は40.4万円)を差し引き、差額を支払えばよいということになります。

出産一時金の手続き方法については詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

鳥取・熊本は安い!地域差がある分娩費

分娩費用には地域差があります。その差が大きいので驚かれるかもしれません。平均額が高い県、安い県ベスト5です。

分娩費用が高い県
ベスト5
分娩費用が安い県
ベスト5
1、東京都  621,814円
2、神奈川県 564,174円
3、栃木県  543,457円
4、宮城県  535,745円
5、埼玉県  531,609円
1、鳥取県  396,331円
2、熊本県  415,923円
3、沖縄県  418,164円
4、宮崎県  428,157円
5、大分県  430,141円

一番高い東京都の分娩費用と、一番安い鳥取県の差は、225,483円と大きな差です。東京、神奈川、栃木、埼玉と東京近郊の分娩費用は高くなっていますので、東京近郊から、分娩費用の安い地域に里帰りする場合は大きな節約になりますね。

里帰り出産費用を見積もっておこう

里帰り出産には、分娩費の他にも費用がかかります。下記に大まかな費用を見積もっています。ご自分場合の費用を入れて計算してみましょう。

必要な金額 助成など
分娩費(予約金含む) 505,759円(全国平均) 出産一時金が42万円(産科医療補償制度に加入してない分娩機関等の場合は40.4万円)が支給されます。
妊婦健診費(受診券が使えない場合) 30,000円~50,000円程度 申請すると「償還払い」で返金されます。助成額は妊婦健診受診券の金額が上限となります。
里帰りの交通費(往復) 里帰り先による
実家へのお礼 1ヶ月2~3万円を目安に、ご家庭に無理のない範囲で考えましょう。
産後の生活費(ミルク、おむつ、ベビー服、育児グッズなど) 40,000円~50,000円程度(ベビーベッドを除く)。

帰省する際の交通費の医療費控除はできません。しかし、妊娠・出産・子育てで受け取ることのできる給付金はたくさんあります!詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

学資保険は出産前から検討しておこう!

出産までの時期は、いろいろな準備がありますが、ぜひ、学資保険の加入も加えてください。学資保険の保険料は出生前に加入するほうが、満期までの支払う期間を長く出来る分、月々の掛け金が安くなります。出産までは、学資保険の入り時なのです。

学資保険の加入には以下のようなメリットがあります

  • 「保険料払込免除特約」がついている
    親の死亡時にその後の保険料の支払いが免除されますが、契約自体は通常と同じように継続され満期金(学資金)を受け取れます。
  • 生命保険料控除の対象
    サラーリーマンは年末調整の際に申告。自営業の場合は、確定申告の際に手続きをしてください。節税になります。

学資保険を選ぶ時、満期時の返戻率へんれいりつの高いものを選ぶことが重要なポイントになります返戻率とは、払い込む総額に対して、受け取る金額が何パーセントかを示す値です。学資保険には元本割れの商品もあるので、返戻率のチェックを必ずしてくださいね。

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まとめ(里帰り出産準備ポイント5つ)

里帰り出産に関する費用と給付、申請について取り上げました。自宅に残る家族との打ち合わせをしておき、スムーズな申請ができるように段取りをしましょう。

  • 分娩する病院を決めて早期に予約しましょう。
  • 上の子が一緒に里帰りし、保育園の一時預かりを利用する場合は保育園の予約が必要です。
  • 妊婦検診受診票が里帰り先で使えるか確認しましょう。申請にて使用が可能になる場合は、手続きをしておきます。
  • 出産後に必要な手続きの段取りを考え、申請書類や必要な書類をそろえましょう。
  • 里帰りにかかる費用を把握することも大切です。

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