【FP監修】住友生命の学資保険はおすすめ?返戻率と特徴をチェック

住友生命学資保険「こどもすくすく保険」は、超低金利時代の今でも返戻率が100%を超える、学資金を貯蓄するのに向いている学資保険です。でも、貯蓄型の学資保険としては少し返戻率が低めなのは確か。では、具体的にプランや内容はどうでしょう?
本記事では住友生命学資保険「こどもすくすく保険」のプランの詳細や他社の保険との返戻率の比較を紹介します。また、スミセイでは「たのしみキャンバス」や「たのしみ未来」などの学資金に使える年金保険も取扱いがあります。それらの保険と学資保険の違いも解説。あなたにぴったりの方法で大切な学資金をしっかり備えましょう!

【この記事の監修】

ファイナンシャルプランナー 西田 凌 学資保険プロ

ファイナンシャルプランナー
西田 凌

複数の保険総合代理店にて勤務後、より多くの方に「正しい情報」を届けるために、現在は完全独立系のファイナンシャルプランナーとして活躍中。
年間100世帯の面談経験を元に、個人のコンサルティングやweb上での相談サービスに加え、お金の専門家として様々な情報サイトで執筆を手掛ける。
保険のみならず、年金や社会保険、資産運用や老後資金など幅広い知識で家計にベストなアドバイスを行うFPとして人気が高い。

FP2級・AFP 資格保有

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住友生命の学資保険「こどもすくすく保険」の特徴は?

まずは、スミセイの学資保険「こどもすくすく保険」の特徴を確認しましょう。

貯蓄型の学資保険で返戻率は100%を超える

政府がマイナス金利を導入後、2017年の4月以降多くの保険会社が学資保険の保険料改定を行いました。それに伴い、満期時に元本割れを起こす学資保険が多くなりました。しかし、「こどもすくすく保険」の返戻率は100%を超えており、プラスの特約を付けない限りは、元本割れすることがありません。返戻率とは、契約者の支払う保険料に対し、受け取ることができる給付金(満期金や祝金)の割合をパーセンテージとして表したものです。
ただし、総合医療保障や入院保障などの特約を付けた場合には、その分のコストが必要となり、元本割れすることもあります。

特約で保障が充実!保障型の学資保険と見る人も

「こどもすくすく保険」では、下記の特約を付加することができます。

こども
総合医療特約
子どもの事故や疾病による入院・手術・治療に対して、入院給付金や手術給付金を受け取ることができる
こども
入院保障充実特約
子どもが入院した場合に一時金を受け取ることができる

これらの特約により、医療保険に加入せずとも、学資保険で病気や事故に備えることができます。

中学、高校、大学入学時に祝い金か満期金が受け取れる

「こどもすくすく保険」では、大学入学時の満期時祝金だけでなく、中学、高校入学時にそれぞれ祝金を受け取ることができるのも大きな特徴です。

「こどもすくすく保険」サンプルプラン 住友生命 学資保険
学資祝金は以下の割合で支払われます。

基準保険金額に対する学資祝金の支払い割合

満期年齢 学資金の支払割合
(基準保険金額に対して)
12歳 15歳 18歳 22歳
18歳 10% 10% 100%  
22歳 10% 10% 30% 100%

※基準保険金額に対しての割合ですので、総支払保険料に対しての受取割合(返戻率)とは異なります。

中学、高校入学時の祝金は、基本保険金額の10%に設定されています。進学時には何かと支出が増えるので、祝い金を受け取ることができるのは嬉しいですね。しかし、22歳満期の場合、大学進学時の支払割合が30%しかなく、入学金等の支出を考えると心細い金額です。契約時には、その点を考慮に入れてプランを選ぶことが大切です。

満期は18歳か22歳

一般的に、学資保険の満期は、子どもの大学入学前後に設定されることが多いです。しかし、「こどもすくすく保険」では、満期時期は18歳か22歳で、大学進学時に満期祝金を受け取るか、大学卒業後の独立資金として受け取るか、選ぶことができるのです。
22歳まで預けておいた場合は、保険会社の運用期間が長い分、満期金の返戻率は18歳の場合よりも上昇します。

満期金額は100万円から1万円単位で設定

「こどもすくすく保険」の満期金額は、100万円以上、その後1万円単位で設定することができます。設定可能単位が細かいので、それぞれの家計状況や目標金額に、よりマッチする金額設定が可能です。

こどもすくすく保険詳細

年齢や保障など、「こどもすくすく保険」の詳細を表にまとめました。

満期年齢 18歳、22歳のいずれかを選択
被保険者
加入年齢
0~9歳
契約者年齢 [男性]18~69歳
[女性]16~75歳
払込期間 12歳まで、15歳まで、18歳までの3つから選択
祝い金の
給付年齢
12歳、15歳、18歳(22歳満期の場合)
満期金の
支払い年齢
18歳、22歳
出生前加入 出産予定日の140日前から加入が可能
死亡保障 あり(既払込保険料相当額)
払込免除特約 あり
育英年金 なし
医療保障 特約の付帯が可能
・こども総合医療特約
・こども入院保障充実特約
祝い金の
据え置き
可能

こどもすくすく保険のメリット

こどもすくすく保険は進学時のたびに祝い金が支払われれ、特約をつけることで手厚い保障が付帯できる保険です。では次に、「こどもすくすく保険」のメリットを確認していきます。

確実に学資金が貯められる

学資保険は、毎月保険料が積み立てられることから、確実にお金を貯めていくことでできます。また、解約すると損をすることからも強制的に貯蓄できるというメリットもあります。「こどもすくすく保険」は返戻率が高いので、毎月の保険料支払いにより、子どもの将来に向けて効率的に確実にお金を貯めることができます。必要な時に必要なお金を計画的に用意できるというのは、保護者にとって安心です。

学資保険の利率も高さについて、詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

払込期間が選べる!義務教育の間に払込完了することも

保険料を払い込む期間を、12歳、15歳、18歳から選ぶことができます。「こどもすくすく保険」は、払込期間を支出の少ない義務教育の間に終えることで、高校進学時らの家計の負担を減らすことができます。また、早くに払込が完了するほど返戻率は上昇します。

中学・高校の進学時にも祝い金がもらえる

満期時以外に、中学進学、高校進学の際にも祝金を受け取ることができます(22歳満期の場合は大学進学時にも祝金有り)。進学時には、教材や制服などで何かと入り用が増えるもの。少額であっても祝金を受け取ることができるので、家計にとって助けとなります。

祝い金や満期金は引き出しせずに据え置きできる

節目ごとに受け取れる祝い金や満期金を、すぐに引き出さず据え置くことが可能です。その間は所定の利率で運用されるため、利息の増加を見込めます。
満期時の家計状況によって、お金を受け取るか、運用するか選ぶことができるのです。

保険料をクレジットカード払いできる

学資保険の保険料支払いは、口座振替や振込みとなることが多いですが、こちらの保険ではクレジットカード払いが可能となっています。保険料は長きにわたって大きな金額を支払うものなので、クレジットカード払いを選択することで、カードのポイントを効率よく貯めることができます。

こどもすくすく保険のデメリット

ここからは、「こどもすくすく保険」のデメリットを見ていきましょう。

貯蓄型学資保険の中では返戻率が低め

「こどもすくすく保険」では、現在の返戻率は101.7%程度(プランにより異なる)となっています。特約を付けない限り元本割れすることはありませんが、貯蓄型の学資保険の中には返戻率が105%を超えるものもあります。これらを比較すると、「こどもすくすく保険」の返戻率はあまり高いとは言えません。

17歳満期がないので、入学金の支払いに間に合わない場合も

満期は18歳か22歳のみ。17歳満期がないため、大学入学資金を事前に用意しておくことが難しい場合もあります。
満期金の支払いは、子どもが満期年齢となった後の契約応答日に行われるとされています。子どもの誕生日と保険の契約日によって、満期金を大学入学前に受け取れるか、入学後の受け取りとなるかは違ってきますので、あらかじめ確認しておきましょう。

解約返戻金は元本割れするので契約者貸付の利用を

「こどもすくすく保険」を満期前に解約した場合、受け取れる解約返戻金は元本割れしてしまいます。なるべく途中解約は避けましょう。
どうしてもお金が必要な場合は、学資保険の契約者貸付制度を利用するのも手です。契約者貸付とは、加入している保険における解約返戻金の所定範囲内で、保険会社が契約者にお金を貸す制度。他のローンよりも手続きがスムーズであり、返済方法にも融通がききます。ただし、契約者貸付には利息が生じるので、利用する場合はよく確認するようにしてください。

こどもすくすく保険のシミュレーション

ここでは、「こどもすくすく保険」の具体的なシミュレーションを見てみましょう。
契約者年齢男性30歳 被保険者年齢0歳の場合の、払い込み終了年齢ごとの保険料や返戻率は、以下の表のようになります。(数字には誤差が生じます。)

18歳満期 基本保険金額200万円 受取総額240万円 契約者年齢男性30歳 被保険者年齢0歳

保険料払込期間 12歳払込済 15歳払込済
保険料(月払) 16,384円 13,240円
保険料払込総額 2,359,296円 2,383,200円
返戻率 101.7% 100.7%

22歳満期 基本保険金額200万円 受取総額300万円 契約者年齢男性30歳 被保険者年齢0歳

保険料
払込期間
12歳払込済 15歳払込済 18歳払込済
保険料
(月払)
20,228円 16,346円 13,764円
保険料
払込総額
2,912,832円 2,942,280円 2,973,024円
返戻率 102.9% 101.9% 100.9%

「たのしみキャンバス(たのしみ未来 学資積立プラン)」との違い

住友生命が販売している学資向けの保険には、「すくすくこども保険」の他にも、「たのしみキャンバス」(金融機関販売では、「たのしみ未来 学資積立プラン」の名称)という商品があります。こちらは、年金での満期金受取方法を特徴とする保険です。

「たのしみキャンパス」サンプルプラン 住友生命 学資保険

「たのしみキャンバス(たのしみ未来)」では一括受け取りとなる満期金額を、分割で受け取ることができます。年金受取期間は5年で、その年金受取開始年齢は18歳となっています。
満期を迎えた最初の年金受け取りでは、2年目以降の2倍の金額を受け取ることができるため、大学入学資金として利用することが可能。その後も毎年給付金を受け取ることができます。さらに、運用による成果が出た場合には、5年目以降に配当金が受け取れることも。

また、契約例から見る年金受取率は、102~103%程度。年金受取総額は、返戻率約100~102%程度の「こどもすくすく保険」の満期金よりも若干多くなります。
しかし、医療保障などの特約はなく、契約者が死亡・高度障害となった場合の払込免除制度がないのが大きな違いです。特徴が違いますので違いを比較し、各家庭に適したものを選びましょう。

  こどもすくすく
保険
たのしみ
キャンバス
(たのしみ未来)
返戻率 102~103%程度 100~102%程度
被保険者
契約年齢範囲
0~9歳 0~8歳
満期金 一括受取 年金受取
(一括受取も
可能)
医療特約 あり なし
払込免除特約 あり なし
契約者年齢
での保険料
の違い
あり なし

口コミで人気なのは、返戻率の高い学資保険

学資保険は、各会社から様々なものが販売されています。その選び方として、多くの方が最も重視しているのは「貯蓄性」。学資保険はそもそも、子どもの教育資金を蓄えるためのものです。必要な時に向けて確実にお金を溜めていくためにも、返戻率ができるだけ高い学資保険を選ぶようにしましょう。

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住友生命の学資保険「こどもすくすく保険」まとめ

「こどもすくすく保険」は、特約の医療保障や節目ごとの祝い金受け取りを特徴とする学資保険です。返戻率はさほど高くないので、貯蓄性よりも万が一に備える保障面を重視される方におすすめです。
学資保険を選ぶ際には商品の特徴を比較し、優先ポイントや家計状況をよく考え、個々にとって最適なものに加入するようにしましょう。

まとめ

  • 「こどもすくすく保険」は元本割れしない学資保険。特約をつけることで医療特約が充実する。
  • 節目ごとに祝い金がもらえる!
  • 貯蓄型の学資保険のなかでは、返戻率はあまり高くない。
  • 年金受け取りなら「たのしみキャンバス(たのしみ未来)」
  • 学資保険は貯蓄性が重要、返戻率に注目して!

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