【FP監修】明治安田生命の学資保険を徹底分析!おすすめのポイントは?

明治安田生命の「つみたて学資」は子供の学資保険の中でも人気の商品です。学資保険は子供が進学する時に使う学資金を貯めるため長期に渡って契約するもの。どんな保険なのか、しっかり内容をチェックしてから契約したいですね。
本記事では、明治安田生命の「つみたて学資」を徹底紹介。メリット・デメリットを詳しく分析します!

【この記事の監修】

ファイナンシャルプランナー 西田 凌 学資保険プロ

ファイナンシャルプランナー
西田 凌

複数の保険総合代理店にて勤務後、より多くの方に「正しい情報」を届けるために、現在は完全独立系のファイナンシャルプランナーとして活躍中。
年間100世帯の面談経験を元に、個人のコンサルティングやweb上での相談サービスに加え、お金の専門家として様々な情報サイトで執筆を手掛ける。
保険のみならず、年金や社会保険、資産運用や老後資金など幅広い知識で家計にベストなアドバイスを行うFPとして人気が高い。

FP2級・AFP 資格保有

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明治安田生命つみたて学資は「貯蓄型」の学資保険

明治安田生命つみたて学資の最大の特徴は「貯蓄性に特化した学資保険」という事です。医療保障や育英年金などの保障を最低限にすることで、高い返戻率(戻り率)を実現しています
加入できる親の年齢制限や、支払期間が最大で15年と短いこともあり、保険料は高めです。しかし、「十分な教育資金を学資保険で準備したい人」「すでに教育資金をある程度貯蓄している人」にとっては、その返戻率の高さは大きなメリットとなるでしょう。

明治安田生命つみたて学資の特徴は?


以前は、はじめて悪性新生物(がん)が診断確定された時にも払込免除特約が適用されるⅡ型も発売されていましたが、2019年4月現在、明治安田生命で扱う学資保険は「つみたて学資Ⅰ型」のみとなっています。現在の受取率は保険料を一括で支払った場合、最大で109%程度。以前に取り扱っていた「Ⅱ型」よりも補償内容を絞り、その分返戻率を上げたシンプルなプランとなっています。

つみたて学資詳細

まず、明治安田生命つみたて保険の詳細についてお伝えしていきますね。

つみたて学資プランモデル 明治安田生命 学資保険

被保険者年齢 6歳まで
(払込期間10歳までの場合は2歳)
払込期間 10歳まで、15歳まで、全期前納(一括払い)
学資保険の
受取方法
18歳から21歳まで毎年、合計3回祝金として教育資金が支払われ、22歳の満期時に満期保険金が支払われる。
契約者の年齢 子どもが2歳以上の場合は40歳まで
出生前加入 出産予定日の140日前から加入が可能
死亡保障 被保険者である子どもの死亡時は、既払込保険料相当額が支払われる。
払込免除特約 契約者の死亡、または所定の身体障害を負ったとき、払い込みは免除される。満期時に契約時の金額を受け取れる。
育英年金 なし
医療保障 なし
満期保険金の
据え置き
満期を迎えた後も、所定の利率で5年間まで据え置くことが可能。

払込期間が短い

明治安田生命つみたて学資は、保険料の払い込みが10歳と15歳までの2パターンしかありません。子どもが義務教育で教育費がかからないうちに払い込みが終わりますので、高校から増える出費に対応しやすくなりますね。

18歳から毎年4回の受け取りで大学の入学金や学費をサポート

つみたて学資50万円21歳満期の例 明治安田生命 学資保険

明治安田生命つみたて学資では、18歳から3年間教育資金を毎年受け取ることができます。この資金があれば、大学の授業料や生活費に充てることができるので、とても助かりますね。
ただ、大学卒業時に満期保険金は受け取れても、大学の入学金が必要な18歳のときの給付額が少ない印象です。大学進学時にまとまったお金が必要な方は、このタイプの保険では不安があります。
また、契約者である保護者が自営業者の場合は注意です。学資保険で受け取ったお金は「雑所得」の扱いになるので、課税される場合があります。

課税対象となる場合の詳しい計算方法はこちらの記事をチェックしてください。

明治安田生命つみたて学資の3つのメリット

数ある学資保険の中でも、明治安田生命つみたて保険がおすすめであるポイントを4つご紹介していきます。

トップレベルの高い返戻率

明治安田生命つみたて学資は、各保険会社の商品と比べてもトップクラスの返戻率になっています。

満期保険金300万円 契約者年齢30歳男性 子供0歳で加入

ソニー生命スクエア Ⅲ型 返戻率107.2%
JA学資応援隊 学資金型 返戻率105.7%
明治安田生命つみたて学資 Ⅰ型 返戻率107.2%

同じようなプランを扱う学資保険の中でも、明治安田生命つみたて学資が高い返戻率である事がわかります。

⇒ 2019年学資保険の
返戻率ランキングはこちら

教育資金の支給日が10月1日と早い

明治安田生命つみたて学資の教育資金を最初に受け取れるのは、高校3年生になった年の10月1日です。入試にからむ費用など、高校生のうちから出費がかさむ可能性があります。また、推薦入試の場合は入学金を年内に納める必要があります。10月1日に教育資金を受け取ることが出来れば、大学入学までの様々な出費に対応できますね。

満期保険金は据え置きができる

満期保険金は、子どもが満21歳を迎えた後の契約応当日の前日に支払われます。それまでに支払われる教育資金と満期金は、全額受け取るか、そのまま据え置くかを選択することができます。そのまま5年間据え置くことができ、据置期間は所定の利率で運用されます。学資保険以外にすでに十分な教育資金が用意できている方は、そのまま運用しておくのも一つの選択肢ですね。

明治安田生命つみたて学資の5つのデメリット

ここまでは、明治安田生命つみたて保険の良い部分について触れてきましたが、デメリットについてもお伝えしていきます。

年齢制限が厳しい

明治安田生命つみたて学資の年齢制限は満45歳までと、他の学資保険の商品と比べ厳しい設定になっています。高齢出産した方や、祖父母の加入は難しいでしょう。
また、被保険者である子どもの年齢制限は0~6歳となっていますが、6歳まで加入できるのは「払込期間が15歳まで」のプランのみです。「払込期間が10歳まで」を選ぶ場合は、子どもの年齢は0~2歳までしか加入できません。10歳までに払い込むプランをご希望であれば、早めの加入をしなければなりませんね。

毎月の保険料が高い

払込期間を短くすることで、返戻率は高くなりますが、払込期間を短くすると月々の保険料は高くなります。

30歳男性 子どもの年齢0歳で加入の場合

受取総額 300万円 200万円
払込期間
15歳まで
月々15,995円
(返戻率104.1%)
月々10,814円
(返戻率102.7%)
払込期間
10歳まで
月々23,640円
(返戻率105.7%)
月々15,910円
(返戻率104.7%)

上記の表のように、返戻率がより高いのは「受取総額が300万円」を「払込期間10歳まで」のプランです。しかし、その場合月々の保険料は23,640円となり、かなり高額であることがわかります。

クレジットカード払いができない

明治安田生命つみたて保険では、クレジットカード払いには対応していません(2019年4月現在)。口座振替と振込入金のみとなっています。クレジットカードでポイントを貯めたいと思っている方には残念なところですね。契約時に慌てない為にも、事前に把握しておきましょう。

二人目からの兄弟割引が適用されない

お子さんが2人以上いる場合、それぞれ学資保険に加入するご家庭も多いのではないでしょうか。そんな時に「兄弟割引」があると返戻率がさらに高まりますね。しかし、残念ながら明治安田生命のつみたて学資には兄弟割引はありません。

早期解約すると元本割れする

学資保険は一度契約すると、途中契約をした場合、支払った金額よりも解約時に戻ってくる返還率が低くなるものがほとんどです。
明治安田生命つみたて学資は、月々の保険料が高めなので、早期解約のリスクも大きいといえます。契約者貸付といって決められた解約返戻金の上限額の範囲内でお金を引き出す事ができ、利息は掛かりますが返せない場合は将来の保険金と相殺となる制度もあります。また、保険料の払い込みが厳しくなった場合の自動振替貸付、保障金額は下がりますが以降の保険料の支払いが無くなる払い済み保険などの制度もあるので、解約はできるだけ避けたほうが良いでしょう。

学資保険の解約についての詳しい内容はこちら記事をチェックしてください。

明治安田生命つみたて学資の返戻率をあげる方法をシミュレーション

学資保険の返戻率を上げる方法はいくつか存在します。なかにはまとまった資金がないと難しいものや、月々の保険料が上がり、家計を圧迫してしまうものもあるでしょう。しかし、全てを行う事は難しくても、各家庭の状況に合わせて出来る方法を取り入れることをおすすめします。少しでも返戻率を上げて、大学生活の資金などに充てたいですね!

全期前納(一括払い)をする

全期前納とは、契約時にすべての保険料を一括で支払う方法の事をいいます。長い期間まとまった資金を運用出来るので、返戻率がぐっと高まります。
以下の表では、同じプランを月払いにする場合と全期前納にする場合で比較したものです。

30歳男性・払込期間15歳まで・受取総額300万円で比較

支払総額(返戻率)
月払いの場合 2,879,100円(104.1%)
全期前納の場合 2,751,781円(109.0%

全期前納をすると、返戻率を上げることができます。貯蓄が十分にあり家計に余裕があれば全期前納するという方法も有効です。

高額契約にする

明治安田生命つみたて学資では、学資金を4年に分けて受け取ることができます。その学資金が年間70万円(受取総額で280万円)以上になると、「高額契約割引」が適用され、保険料が割引されます。高額割引される保険料の金額は月払いの場合、基準保険金額10万円あたり毎月30円となっています。
基準保険金額とは、受け取る教育資金1回分の金額です。月々の保険料で見るとわずかな節約に思えますが、返戻率でいうと1%程度上がることになります。

月払いを年払いにする

全期前納ほどの効果はありませんが、月払いを年払いにする方法でも返戻率を上げることができます。1年分の保険料というだけでも高額に感じる方には、毎月月払いで払ったつもりで保険料を積み立てておくという方法がおすすめです。いざ支払いの時期がきたら毎月積み立てておいた金額を支払うだけなので、「高額出費」という心理的負担を軽減できますよ。

出生前など早めに契約する

出産前から学資保険に加入することを決めている方であれば、出生前の契約が返戻率を高くする方法として効果的です。

30歳男性・払込期間15歳まで・受取総額300万円で比較

支払総額(返戻率)
子どもが0歳(出生前)の時に加入 15,995円(104.1%
子どもが6歳の時に加入 27,109円(102.4%)

払込期間が同じ15歳までのプランであれば、加入する期間で月々の保険料が異なることは当然です。しかし、返戻率も異なりますね。早めに加入することで、保険会社は保険料を長く運用する事が出来ます。その為、早く加入すればするほど返戻率が上がるようになっています。
また、子どもの年齢が3歳を過ぎると、払込期間10年のプランは加入できなくなります。返戻率がより高いのは、払込期間は15年ではなく10年のプランですので、少しでも返戻率を高くしたい人は早めの加入を検討しましょう。

契約者を妻にする

生命保険や学資保険は、男性よりも平均寿命が高い女性の方が保険料が安くなっています。夫婦で同じ年齢であっても契約者を妻にする方が返戻率が上がります。

子どもが0歳児・払込期間10歳まで・受取金額300万円のプランで比較

月々の保険料(返戻率)
30歳男性 23,640円(105.7%)
30歳女性 23,599円(105.9%)

月々の保険料で見ればほんの少しの違いでも、長く払い続けていくと大きな違いになっていきます。少しでも保険料を低くしたい人は、契約者を妻にすることも一つの方法です。
ただ、契約者に万一のことがあったときには払込免除特約が適用される点を考慮して、契約者を誰にするかは慎重に検討する必要があります。

まずは明治安田生命HPから資料請求を

明治安田生命つみたて学資の特徴や、メリットとデメリットを知ったうえで、加入に前向きな検討をしている方もいるのではないでしょうか?加入したい方も、まだ加入を悩んでいる方も一度資料請求をしてみることをおすすめします。

⇒ 明治安田生命 つみたて学資
資料請求はこちらから

明治安田生命「つみたて学資」まとめ

マイナス金利後の学資保険商品の中でも、トップクラスの返戻率の高さである明治安田生命つみたて学資。保険料の高さや学資金の受取時期が選べないため加入者が絞られてしまいますが、条件の合う人にとっては高い返戻率で安心して大学資金を準備できますね!

まとめ

  • 明治安田生命つみたて学資は「貯蓄型」の学資保険で、返戻率がトップレベルの商品である。
  • 払込期間が最長15年と短く、教育費のかかる高校生では保険料の支払いがない。
  • 返戻率を最大限上げるためには、高額契約や払込期間を10年の契約にする必要があり、保険料が高くなる。
  • 月払いを年払いに変更したり、妻を契約者にするなどの方法で返戻率を高くすることができる。少しでも返戻率を上げる為に、出来る方法を取り入れよう!

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