【FP監修】JAの学資保険「こども共済」の「祝い金型」、「学資金型」それぞれのプランとシミュレーション〜メリットや注意点も解説!

アンパンマンのキャラクターでおなじみのJA共済が販売する「こども共済」。
プランのひとつである「学資応援隊」が2019年の春に「ママリ口コミ大賞」学資保険部門で第一位を受賞するなど、数ある学資保険の中でも多くのママたちに選ばれ続けています。
今回の記事ではそんなこども共済の3つのプランの特徴をシミュレーション例と共に解説し、またメリットや加入の際に注意しておく点についても解説していきます。
ぜひ学資保険選びの参考にしてください。

※「ママリ口コミ大賞」とは、ママ向けアプリ「ママリ」がユーザーを対象に「本当に買ってよかった」と思う商品やサービスについてアンケートを実施し、口コミ件数と満足度を基準に支持が多かった上位商品を紹介する取組みです。(JA共済公式サイトより抜粋)

【この記事の監修】

ファイナンシャルプランナー 西田 凌 学資保険プロ

ファイナンシャルプランナー
西田 凌

複数の保険総合代理店にて勤務後、より多くの方に「正しい情報」を届けるために、現在は完全独立系のファイナンシャルプランナーとして活躍中。
年間100世帯の面談経験を元に、個人のコンサルティングやweb上での相談サービスに加え、お金の専門家として様々な情報サイトで執筆を手掛ける。
保険のみならず、年金や社会保険、資産運用や老後資金など幅広い知識で家計にベストなアドバイスを行うFPとして人気が高い。

FP2級・AFP 資格保有

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こども共済の特徴とメリット

JA共済とは、農業協同組合とJA共済連が共同で「ひと・いえ・くるま」の総合保障を行う事業です。

JAの共済の保険と聞くと、農家や組合員でないと加入ができないの?と思うかもしれませんが決してそうではなく、出資金(1口数千円~)を支払い「准組合員」となる事で誰でも利用する事ができます。

共済はそもそも組合員の相互扶助が目的で運営されている非営利団体のため、比較的掛け金が安いことがメリットとして挙げられます。

また、JAこども共済は、子どもの加入年齢が幅広く設定されています。
他の学資保険では未就学児(0歳~6歳)までという場合が多いのですが、学資応援隊は12歳まで、にじ、えがおは11歳まで加入できます

また、災害時や子供の病気や手術、骨折などのケガに対する保障をつけることができる特則なども充実していて、万が一の保障と貯蓄性のバランスが優れています。

次にこども共済が用意するそれぞれのプランの特徴とメリット、デメリットについて詳しくみていきましょう。

こども共済の3つのプラン

JA学資保険「こども共済」では、「学資金型」と呼ばれる「学資応援隊」と、「祝金型」と呼ばれる「にじ」、「えがお」の3つのプランが用意されています。
それぞれの違いと特徴を解説します。

学資金型「学資応援隊」

中学、高校、大学進学時に合わせて学資金を受け取るプランです。
3つのプランの中で一番返戻率が高く、貯蓄性と保障のバランスが良いプランです。
契約可能年齢は契約する内容によって異なりますが、こどもが12歳まで、契約者が75歳とまでと幅広い設定となっています。

学資応援隊は学資金の受取時期によって「中学プラン」「高校プラン」「大学プラン」と、さらに3つのプランに分かれます。

  共済期間 学資金
受取開始
年齢
払込期間
中学
プラン
14歳
満期
11歳 11歳    
15歳
満期
12歳 12歳    
高校
プラン
17歳
満期
14歳 11歳 14歳  
18歳
満期
15歳 12歳 15歳  
大学
プラン
22歳
満期
17歳 11歳 14歳 17歳
18歳 12歳 15歳 18歳

この中から、いつ重点的に学資金を受け取りたいかによって、プランを選ぶことができます。
また、1回で受け取る学資金の割合によって、「基本型タイプ」と「入学準備型タイプ」に分けられます。

「基本型タイプ」…学資金を一定の割合で年に一度受け取るタイプ
「入学準備型タイプ」…初回の受取り額を多く、それ以降は一定の割合で受け取るタイプ

大学プランを例にした場合のシミュレーション例
契約例:こども0歳、契約者30歳男性、共済金額300万円、払込期間18歳、基本型、22歳満期
学資応援隊のシュミレーション例 JA 学資保険

払込期間 払込共済掛金総額 給付率(返戻率)
12歳 2,836,944円 105.7%
18歳 2,923,938円 102.6%

マイナス金利の影響で元本割れする学資保険も多い中、高い給付率を維持した貯蓄性に優れたプランとなっています。(2019年4月時点の給付率)

上記のように、払込期間を短く設定すると給付率がさらに上がりますが、払込期間を短くすると月々の払込掛金は高くなってしまうので、無理のない払込方法を選ぶ必要があります。

学資応援隊共済の掛金イメージ図 JA 学資保険

学資応援隊は契約者である親に死亡など万が一のことが起きた場合、その後の払込が免除となります。
さらに、被共済者である子どもに万が一のことがあった場合、共済掛金の払込期間に応じて死亡保障や第1級後遺障害、重度要介護状態に対する保障が受けられます。

ただしこのプランにはこどもの医療保障はありませんので、入院や通院の保障をつけたい場合は別途医療保険に加入する必要がありますが、こども共済の中で一番返戻率が高く、貯蓄性が高いプランです。
教育資金の貯蓄を第一の目的としたい場合は、このプランを選ぶことをおすすめします

「祝金型」にじ

「こども共済にじ」は入園や入学の時期に合わせて入学祝金を受け取り、満期時に満期共済金を受け取るプランです。
契約可能年齢はこどもが11歳まで、契約者が75歳までとなっています。

こども共済「にじ」のシミュレーション例
契約例:こども0歳、契約者30歳男性、共済金額300万円、払込期間18歳、22歳満期
こども共済「にじ」のシュミレーション例 JA 学資保険

満期までに複数回のお祝い金がもらえるため、それぞれの進学にかかる費用を前もって準備することができます。
こちらは保障型の保険で、子どもが万一の場合に受けられる死亡共済金や、所定の後遺障害や要介護状態への共済金が手厚くなっています
さらに災害給付特約をつけることで、後遺障害の程度に応じて共済金額の5%~80%を受け取ることができます。

こども共済「にじ」の掛金イメージ図 JA 学資保険

「学資応援隊」に比べてこどもの保障が手厚い分、やはり返戻率が下がり元本割れとなってしまいますので、貯蓄性を重視する場合はおすすめできないプランです

「祝金型」えがお

「こども共済えがお」も「にじ」と同じく、入学(入園)ごとの入学祝金と満期時に満期共済金を受け取るプランです。

「えがお」のシミュレーション例
契約例:こども0歳、契約者30歳男性、共済金額300万円、払込期間18歳、22歳満期
こども共済「えがお」のシュミレーション例 JA 学資保険

「にじ」との違いは、子どもが万一の場合の保障がさらに充実している点です。
0歳で加入後、こどもが死亡、または所定の後遺障害や要介護状態に該当した場合、0歳~5歳までは共済金額と同額、6歳~14歳では共済金額の3倍、15歳~22歳では共済金額の5倍の保障金を受け取ることができます。

こども共済「えがお」の掛金イメージ図 JA 学資保険

さらに災害給付特約をつけることも可能で、こども共済の3つのプランの中で、返戻率は低くなりますが一番こどもの保障が充実したプランです。
しかし、現実的に考えると子供が万が一後遺障害になった際でも、国からの手当てや障害年金(20歳以上)もあるので、加入を検討する際はその点を考慮した上で選ぶようにしましょう

祝金の請求方法について

祝い金の受け取り時期になったら、JA共済へ祝い金の請求手続きが必要となります。

具体的な請求方法は

  1. 契約時に渡された渡された、約款を手元に用意の上、加入先のJAに連絡をする
  2. 担当者より必要書類の案内があるので、それらを全て用意する
  3. 必要書類に記入の上、加入先のJAに提出する
  4. 書類が届き確認ができ次第、土日祝日をのぞく8日以内に指定の口座へ祝い金が振り込まれる

といった流れとなっています。
提出書類や記入箇所に不備があると手続きが遅れてしまうので、請求の際は担当者にしっかりと準備書類を確認するようにしましょう。
請求方法は祝金だけに限らず、災害時や病気、事故などに合った場合も概ね同じ流れとなっています。

祝い金は受け取らずに据え置きもできる

進学ごとに受け取れる祝金は、請求手続きをしなければ原則として契約満了時までそのまま据え置かれます。
もし祝金受け取り時期に資金に余裕がある場合は、祝金をそのまま据え置くと、JAが利息をつけて預かってくれます。
また、資金が必要になった時は請求手続きをすることで自由に引き出すことも可能です。

こども共済のメリットはどんなところ?

これまでプランについて詳しく解説してきましたが、ここではこども共済に加入することでどんなメリットがあるのかについて紹介します。

契約者に万が一があった場合の「共済金額払込免除制度」

JAこども共済には、すべてのプランに「共済金額払込免除制度」が付いています。
この制度によって契約者に万が一のことがあった場合は、その後の共済掛金を支払うことなく祝金や満期返戻金を受け取ることができ、子どもの保障も満期まで受けられます。
契約者である親にもしものことがあっても、こどもの将来の教育費は確実に確保できるということです。

また、「共済掛金払込免除不担保特則」を付加すると、契約者に万が一のことがあってもその後の共済掛金は免除されませんが、契約者の年齢や性別、健康状態にかかわらず学資保険に加入することができます

保険料のクレジットカード払いができる

JA共済はクレジットカード払いに対応しています。
利用できる主なクレジット会社は各共済組合により異なりますが、JA CARD、NICOS、JCB、VISA、MasterCard、アメリカンエキスプレス、DinersClubなど。
クレジットカード払いにすると、学資金を貯蓄しながらカードのポイントを貯めることもできるので、一石二鳥ですね。
カード払いに対応していない保険会社もあるので、大きなメリットと言えます。

こども共済に加入する際の注意点

ここからは、こども共済の加入に当たって注意しておきたいポイントについて解説します。

養育年金特則などの特則を多くつけると元本割れする

養育年金特則とは、契約者が死亡または第1級後遺障害、重度要介護状態になった場合に、養育年金を毎年または一括して受け取れる制度です。
入学祝金や満期共済金も予定通り受け取ることができます。
(共済掛金払込免除不担保特則と同時に加入することはできません。)

また他の特則に関しても、もしもの時の安心材料にはなりますが、手厚い保障をつける分、元本割れするデメリットはあります
元本割れとは支払った共済掛金よりも受け取るお金の総額が少なくなってしまうことで、貯蓄性を重視するなら元本割れしない商品を選ぶとよいでしょう。
ちなみに学資応援隊では、養育年金特則あり、なしを選ぶことができます。

途中解約すると元本割れする可能性が高い

JA共済に限らず、学資保険は途中で解約するとほとんどの場合で元本割れを起こしてしまいます。
契約中にさまざまな理由で掛金を支払って行くことが難しくなる場合もあると思いますが、せっかくそれまで積立ててきたお金よりも少ない金額しか返ってこないのは、もったいないですよね。
できるだけ途中で解約しないこと、また契約時に無理の無い支払い方法や金額を設定するということが大切です。

まとめ

今回はJAの学資保険「こども共済」についてくわしく紹介しました。
年齢が低いうちに加入すると共済掛金も割安で、返戻率もさらに高くなります。
契約者が万一の場合にはその後の払込が免除になるなど、預貯金にはない独自のメリットも多くあります。
また、こどもの保障が充実しているのが大きな特徴ですが、学資保険は子どもにかかる教育費を準備することが第一の目的ですから、何を優先するのかをしっかり考えた上で、プランを選ぶことをおすすめします。

まとめ

  • 貯蓄性を重視するなら「学資応援隊」がおすすめ
  • 「えがお」はこどもの保障が一番充実している
  • 契約者にもしものことがあった場合は、その後の支払いが免除される
  • 特則を多くつけるとその分給付率が低くなる

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