2017年にマザーズセレクション大賞を受賞し、数ある学資保険の中でも多くのママたちに選ばれているJA共済の「こども共済」。今回はそんな「こども共済」について、プランの内容と特徴、メリット、デメリットを詳しく解説していきます。

こども共済3つのプランの特徴

JAの共済の保険と聞くと、農家や組合員でないと加入ができないの?と思うかもしれませんが決してそうではなく、出資金(1口数千円~)を支払い「准組合員」となる事で誰でも利用する事ができます。

JA学資保険「こども共済」には3つのプランがあります。
まず、それぞれのプランの特徴とメリット、デメリットについて詳しくみていきましょう。

学資応援隊

「こども共済学資応援隊」は3つのプランの中で一番返戻率が高く、貯蓄性と保障のバランスが良いプランです。
契約可能年齢は契約する内容によって異なりますが、こどもが12歳まで、契約者が75歳とまでと比較的幅広い設定となっています。

学資応援隊は学資金の受取時期によって「中学プラン」「高校プラン」「大学プラン」と、さらに3つのプランに分かれます。

  共済期間 学資金
受取開始
年齢
払込期間
中学
プラン
14歳
満期
11歳 11歳    
15歳
満期
12歳 12歳    
高校
プラン
17歳
満期
14歳 11歳 14歳  
18歳
満期
15歳 12歳 15歳  
大学
プラン
22歳
満期
17歳 11歳 14歳 17歳
18歳 12歳 15歳 18歳

このように、いつ重点的に学資金を受け取りたいかによって、プランを選ぶことができます。
また、1回で受け取る学資金の割合によって、「基本型タイプ」と「入学準備型タイプ」に分けられます。

「基本型タイプ」…学資金を一定の割合で年に一度受け取るタイプ
「入学準備型タイプ」…初回の受取り額を多く、それ以降は一定の割合で受け取るタイプ

大学プランを例にした場合のシミュレーション例
契約例:こども0歳、契約者30歳男性、共済金額300万円、払込期間18歳、基本型、22歳満期
学資応援隊のシュミレーション例 JA 学資保険

この図の場合、返戻率(給付率)は102.6%となり、さらに払込期間を12歳に設定すると105.7%と、給付率が高く、貯蓄性に優れたプランとなります。

また、契約者である親に死亡など万が一のことが起きた場合、その後の払込は免除となります。
さらに、被共済者である子どもに万が一のことがあった場合、共済掛金の払込期間に応じて死亡保障や第1級後遺障害、重度要介護状態に対する保障が受けられます。

学資応援隊共済の掛金イメージ図 JA 学資保険

学資応援隊にはこどもの医療保障はありませんので、入院や通院の保障をつけたい場合は別途医療保険に加入する必要がありますが、こども共済の中で一番返戻率が高く、貯蓄性が高いプランです。
教育資金の貯蓄を第一の目的としたい場合は、このプランを選ぶことをおすすめします

にじ

「こども共済にじ」は入園や入学の時期に合わせて入学祝金を受け取り、満期時に満期共済金を受け取るプランです。
契約可能年齢はこどもが11歳まで、契約者が75歳までとなっています。

こども共済「にじ」のシミュレーション例
契約例:こども0歳、契約者30歳男性、共済金額300万円、払込期間18歳、22歳満期
こども共済「にじ」のシュミレーション例 JA 学資保険

満期までに複数回お金がもらえるため、それぞれの進学にかかる費用を前もって準備することができますね。
こちらは保障型の保険で、子どもが万一の場合に受けられる死亡共済金や、所定の後遺障害や要介護状態への共済金が手厚くなっています。
さらに災害給付特約をつけることで、後遺障害の程度に応じて共済金額の5%~80%を受け取ることができます。

こども共済「にじ」の掛金イメージ図 JA 学資保険

「学資応援隊」に比べてこどもの保障が手厚い分、やはり返戻率が下がり元本割れとなってしまいますので、貯蓄性を重視する場合はおすすめできないプランです

えがお

「こども共済えがお」も「にじ」と同じく、入学(入園)ごとの入学祝金と満期時に満期共済金を受け取るプランです。

「えがお」のシミュレーション例
契約例:こども0歳、契約者30歳男性、共済金額300万円、払込期間18歳、22歳満期
こども共済「えがお」のシュミレーション例 JA 学資保険

「にじ」との違いは、子どもが万一の場合の保障がさらに充実している点です。
0歳で加入後、こどもが死亡、または所定の後遺障害や要介護状態に該当した場合、0歳~5歳までは共済金額と同額、6歳~14歳では共済金額の3倍、15歳~22歳では共済金額の5倍の保障金を受け取ることができます。

こども共済「えがお」の掛金イメージ図 JA 学資保険

さらに災害給付特約をつけることも可能で、こども共済の3つのプランの中で、返戻率は低くなりますが一番こどもの保障が充実したプランです。
しかし、現実的に考えると子供にこんな多額の死亡保障は必要ありませんし、万が一後遺障害になった際でも、国からの手当てや障害年金(20歳以上)もあるので加入を検討される際は注意が必要です

こども共済のメリット

プランの詳細について説明しましたが、ここからはJA共済学資保険の特筆すべきメリットを3つ紹介します。

年払いにすると返戻率が上がる

返戻率とは給付総額を払込掛金総額で割った数字で、給付率ともよばれています。
こども共済のうち、もっとも返戻率が高いのは学資応援隊の大学プランです。
その中でも1年に1回まとめて支払う「年払い」を利用すると返戻率はぐんとアップします。
さらに、払込期間を短くするほど返戻率が高くなるため、12歳払込済がもっともお得になります。
貯蓄性を一番重視するなら、年払いにして学資応援隊を選ぶことをおすすめします

こどもの加入年齢が幅広い

JAこども共済は、子どもの加入年齢が幅広く設定されています。
他の学資保険では未就学児(0歳~6歳)までという場合が多いのですが、学資応援隊は12歳まで、にじ、えがおは11歳まで加入できます
子どもが小学校高学年になり、将来にかかるお金を真剣に考え始めたタイミングで加入できるというのは嬉しいですね。
ただし12歳で加入した場合、月払いだと元本割れしてしまうので、はじめから年払いにしておくことをおすすめします。
また「出生前加入特則」を付加すると、子どもの出生予定日の140日前から契約が可能です。※学資応援隊、にじのみ
子どもが生まれてからは忙しくなるので妊娠中に手続きを済ませておきたい、という人にピッタリですね。

契約者にもしものことがあった場合の払込免除

JAこども共済には、すべてのプランに「共済金額払込免除制度」が付いています。
契約者に万が一のことがあった場合は、その後の共済掛金を支払うことなく祝金や満期返戻金を受け取ることができ、子どもの保障も満期まで受けられます。
また、「共済掛金払込免除不担保特則」を付加すると、共済契約者の年齢や性別、健康状態にかかわらず学資保険に加入できます。
ただし、この特則をつけた場合、契約者に万が一のことがあってもその後の共済掛金は免除されません。

こども共済のデメリット

ここからは、こども共済のデメリットについてみていきましょう。

養育年金特則をつけると元本割れする

養育年金特則とは、契約者が死亡または第1級後遺障害、重度要介護状態になった場合、養育年金を毎年または一括して受け取れる制度です。
入学祝金や満期共済金も予定通りもらうことができます。
ただし、共済掛金払込免除不担保特則と同時に加入することはできません。
手厚い保障をつける分、元本割れするデメリットはあります
元本割れとは支払った共済掛金よりも受け取るお金の総額が少なくなってしまうことで、貯蓄性を重視するなら元本割れしない商品を選ぶとよいでしょう。
学資応援隊では、養育年金特則あり、なしを選ぶことができます。

月払いにすると返戻率が低い

メリットとして年払いにすると返戻率が上がることを紹介しましたが、逆に月払いにすると返戻率がかなり下がってしまいます
特に「にじ」と「えがお」は保障が手厚い分、共済掛金が上乗せされているため返戻率は低くなります。
資金に余裕がある場合は年払いで加入することをおすすめしますが、途中で解約すると解約返戻金が支払った金額より低く、かなり損になってしまいます。
できれば月払いにしたいという場合は、他の学資保険の返戻率も比較検討してみましょう

⇒主な学資保険の
返戻率ランキングはこちら

まとめ

今回はJAの学資保険「こども共済」についてくわしく紹介しました。
年齢が低いうちに加入すると共済掛金も割安で、返戻率も高くなります。
契約者が万一の場合にはその後の払込が免除になるなど、預貯金にはない独自のメリットも多くあります。
また、こどもの保障が充実しているのが大きな特徴ですが、学資保険は子どもにかかる教育費を準備することが第一の目的ですから、できるだけ貯蓄性の高い商品を選ぶことをおすすめします。

まとめ

  • 貯蓄性を重視するなら「学資応援隊」がおすすめ
  • 「えがお」はこどもの保障が一番充実している
  • 払込を年払いにすると返戻率が上がる

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