【FP監修】第一生命学資保険のしくみを解説!3つのプランとその違い

数ある学資保険の中でも人気の高い第一生命の学資保険には「子ども応援団」と「Mickey(ミッキー)」の2つの種類があります。今回の記事では、それぞれのプランの仕組みとその違い、また気になる返戻率について詳しく紹介します。

【この記事の監修】

ファイナンシャルプランナー 西田 凌 学資保険プロ

ファイナンシャルプランナー
西田 凌

複数の保険総合代理店にて勤務後、より多くの方に「正しい情報」を届けるために、現在は完全独立系のファイナンシャルプランナーとして活躍中。
年間100世帯の面談経験を元に、個人のコンサルティングやweb上での相談サービスに加え、お金の専門家として様々な情報サイトで執筆を手掛ける。
保険のみならず、年金や社会保険、資産運用や老後資金など幅広い知識で家計にベストなアドバイスを行うFPとして人気が高い。

FP2級・AFP 資格保有

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第一生命学資保険の特徴

「子ども応援団」と「Mickey(ミッキー)」の2つの商品には、共通した特徴が大きく分けて4つあります。

  • 出生前140日から10歳まで加入できる
  • 通算5回の学資金を受け取れる
  • 4つの払込期間から選べる
  • 3つのプランから選べる

それぞれ詳しくみていきましょう。

出生前140日から10歳まで加入できる

第一生命の学資保険は、子どもが産まれる140日前から子どもが満10歳になる月まで加入することができます。

出産予定日の140日前から学資保険に加入できることを「出生前加入特則」と呼びます。
子どもが産まれると慌ただしく、学資保険のことを考える余裕もなくなってしまうかもしれません。
出産前に加入できることがわかっていれば、余裕を持ってライフプランを考えられそうですね。

また、第一生命の学資保険は子どもが10歳になる年齢まで加入できます
他の保険会社は、だいたい子どもが6歳になるくらいまでしか加入できないところが多いので、こどもがある程度大きくなってからでも契約できるというのは有難いですね。
※10年払込の場合は6歳まで

加入が遅くなるほど払込期間が短くなるので、月々の保険料は高くなってしまいますが、子どもが小学生になってしまったけれどやっぱり学資保険に加入したいという方にはオススメです。

大学進学前から大学時に通算5回の学資金を受け取れる

第一生命の学資保険では、教育資金の中で一番お金のかかる大学時に、通算5回の学資金・満期保険金を受け取ることができます。
仮に受取総額が200万円であれば、毎年40万円ずつ振り込まれるということです。

大学の入学時に一気に振り込まれるのではなく毎年分割して振り込まれるので、計画的に教育費を準備することができます。

4つの払込期間から選べる

第一生命の学資保険では、払込期間を5年・10年・15年・学資金受取開始年齢(17歳or18歳)の4つの中から選ぶことができます。

払込期間を短く設定すると、支払い総額が安くなるのでお得です。逆に長く設定すると、月々の保険料の負担を低く抑えられます。
自分の家計に合った、無理のない払込期間を選びましょう。

契約者の万が一に備えて3つのプランから選べる

第一生命の学資保険には大きく分けて3つのプランがあります。

  • こども応援団A型
  • Mickey(ミッキー)B型
  • Mickey(ミッキー)C型

それぞれのプランは、契約者の万が一に対する保障内容の範囲が異なってきます。
学資保険に加入するにあたって貯蓄性を重視したいのか、もしくは万が一の保障を重視したいのかによって、ライフプランに合ったものを選ぶことができます。

次に3つのプランの仕組みや特徴を詳しく見ていきましょう。

3つのプランの仕組み

第一生命の学資保険には、「こども応援団A型」と「Mickey(ミッキー)B・C型」
がありますが、どちらも大学入学時から毎年学資金を受け取り、22歳で満期保険金を受け取る仕組みになっています。(17歳からの場合は21歳まで)

保険料の払込期間は、5年、10年、15年、学資金受取開始年齢(17歳or18歳)の4つの中から選びます。

学資保険プランのイメージ 第一生命 学資保険

また、全てのプランに「指定代理請求」という特約がついています。
これは契約者に万が一のことが起きた場合に、契約時に指定した指定代理請求人が、契約者の代わりに学資金の請求などの手続きができるというものです。

以上のように「こども応援団」と「Mickey(ミッキー)」の仕組みは同じものです。何が違うのかというと契約者の万が一に当たっての払込免除保障の範囲が違います。
「払込免除保障」とは、契約者(保険料を支払う人)が第一生命が指定する「万が一の状態」になった場合に、以降の保険料の支払いが免除になる仕組みのことです。

この保障が充実しているか、充実していないかによって返戻率がそれぞれ違ってきます。

以前は第一生命の学資保険には育英年金の保障がついていましたが、現在は廃止されています。

※育英年金とは、学資保険に加入している場合に、保険契約者(通常は親)が死亡・高度障害状態になった場合に、学資保険が満期になるまでの間、育英費用として所定の年金が受け取れるというのもの。
出典:価格.com
https://hoken.kakaku.com/insurance/gea/select/ikuei/

また、Mickey(ミッキー)が5年毎配当付き学資保険だった時は傷害特約がついていて、障害の状態に応じて障害給付金が支給されている制度がありましたが、こちらの制度も今はなくなっています。

次からはそれぞれのプランの保障範囲の違いについて見ていきましょう。

払込免除保障の範囲

「こども応援団A型」の場合

 こども応援団A型は、3つのプランの中で一番保障の範囲が広く、第一生命が指定する「万が一の状態」を全てカバーした手厚いプランとなっています。
契約者の契約可能年齢は18歳~65歳までです。

第一生命が指定する「万が一の状態」は6つ。

  • 所定のがん
  • 急性心筋梗塞
  • 脳卒中
  • 所定の要介護状態
  • 所定の身体障害状態
  • 死亡

長い期間契約する学資保険ですので、ずっと健康であるという保証がどこにもない中、日本人に発生の確率が高いと言われているがんや脳卒中などのリスクも
カバーしているのはとても安心ですね。

親が死亡したときの保障が薄い個人年金などと比べると、この幅広い保障はとても大きなメリットです。
ただし保障が充実している分の保険料が必要となるので、結果的に保険料が高くなり返戻率が低くなるというデメリットもあります

保障より貯蓄性を重視したいという人にはあまりおすすめできないプランといえるでしょう。

「Mickey(ミッキー)・B型」の場合

「Mickey(ミッキー)・B型」は「万が一の状態」の保障を契約者の「死亡」に限ったプランになります。
こども応援団A型で保障されるがんや脳卒中などは保障範囲外です。
契約者の契約可能年齢は18歳~65歳までです。

その分、万が一の保障にかかる保険料が少なくなるので返戻率は高くなります。
Mickey(ミッキー)B型は、スタンダードな貯蓄タイプの学資保険といえますね。

貯蓄と保障のバランスが最も良いのがこのプランです

「Mickey(ミッキー)・C型」の場合

先に挙げた2つのプランには保険料の払込免除保障がついていましたが、「Mickey(ミッキー)・C型」にはついていません

そのため、契約者の健康状態の告知が必要がなく、契約者の年齢制限もありません。
持病があって高齢だけど・・という契約者でも他のプランに比べて加入しやすいことがメリットです。
万が一被保険者(子ども)が死亡したときは、所定の死亡給付金(死亡保障)を受け取って契約は消滅します。

3つのプランの中で一番返戻率が高いプランなので、とにかく貯蓄性を重視したいという人には向いていますが、保険料の払い込み免除保障は学資保険ならではのメリットでもあるので、契約する際にはよく検討する必要があります。

次にそれぞれのプランの返戻率を見ていきましょう。

プラン毎の返戻率について

「返戻率」とは、支払った保険料に対して、将来受け取れる学資金の割合を数値で表したものです。この返戻率が高いほど、受け取れる金額が大きくなります。

現在、第一生命の学資保険ではほとんどのプランで返戻率が100%を上回っています
最近では返戻率が100%を下回り、元本割れする学資保険もある中、支払った金額より多くの学資金を受け取ることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

先に述べたように、保障が手厚くなればなるほど保険料が上がるため、返戻率が下がります。
以下に具体的な例を紹介します。

※契約例を基準保険金額:60万円 学資金・満期保険金の受取総額:300万円の場合
 契約者:男性30歳 ・被保険者(子ども)0歳 とする。

払込期間5年(払込満了が5歳)で22歳満期の場合

契約プラン 月額保険料 返還率
こども応援団A 48,262円 100.8%
Mickey(ミッキー)・B型 48,127円 102.1%
Mickey(ミッキー)・C型 48,049円 104.0%

払込期間10年(払込満了が10歳)で22歳満期の場合

契約プラン 月額保険料 返還率
こども応援団A 24,434円 102.3%
Mickey(ミッキー)・B型 24,265円 103.0%
Mickey(ミッキー)・C型 24,181円 103.3%

払込期間15年(払込満了が10歳)で22歳満期の場合

契約プラン 月額保険料 返還率
こども応援団A 16,525円 100.8%
Mickey(ミッキー)・B型 16,323円 102.1%
Mickey(ミッキー)・C型 16,226円 102.7%

払込期間18年(払込満了が18歳)で22歳満期の場合

契約プラン 月額保険料 返還率
こども応援団A 13,906円  99.8%
Mickey(ミッキー)・B型 13,682円 101.5%
Mickey(ミッキー)・C型 13,576円 102.3%

いずれも、こども応援団A型の月額保険料が一番高く、返戻率は一番低い結果になっていますが、契約者の万が一に備えた6つのリスクの保障が手厚い割に、ほとんどの払込期間で100%を上回っています

Mickey(ミッキー)B型と保険料払込免除のないC型には、それほど返戻率に差がありません。
C型は健康告知の必要がなくあらゆる年齢の契約者が加入できるというところが影響しているのでしょう。
よって契約者の健康状態に問題が無く65歳以下であった場合は、最低限の死亡保障があるB型に加入する方が安心です

表で分かるように、保障の範囲が広いほど返戻率が下がり、払込期間が短いほど返戻率が上がります。
契約の際に何を重視するのかによって、家庭のライフスタイルに合ったプランと支払い方法を選ぶようにしましょう

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解約すると損をするので注意しよう

もし、学資保険に加入すると決めたならば、満期になるまで支払いを全うすることを覚悟しないと学資保険というシステムはオススメできません。

途中解約はできますし、解約返戻金を受け取ることもできますが、今まで払ってきた保険料から手数料や諸経費が差し引かれるため、受け取る解約返戻金は支払ってきた保険料を下回ります

また、契約できる子どもの年齢が決まっているので、解約したら二度と入れなくなる可能性も出てきます

せっかく積み立ててきた学資保険を解約したいと考えるときは、金銭的な余裕がなくなって月々の支払いが厳しくなっていたり、ある程度まとまった資金が必要になったときでしょう。
学資保険は生命保険や医療保険と比べて、優先順位が低い家庭も多いと思います。

そういった場合、解約より前に、契約者貸付という制度を検討するのもいいでしょう
契約者貸付とは、第一生命の学資保険を担保に、解約返還金の一定範囲内で貸付けてもらえる制度です。

利息もキャッシングやカードローンに比べたら安いので、ある程度まとまったお金が必要になったときは、解約をする前に契約者貸付を検討してみることをオススメします。

まとめ

第一生命の学資保険には3つのプランがあり、それぞれ特徴があることをお伝えしました。
それぞれのご家庭の状況に合わせてプランを選択することができます。

何よりも大事なのは、無理をすることなく長く保険料を支払い続けられること
途中で解約してしまうと損をすることが多いので、ご家庭でもしっかりと話し合って計画的に進めていくことが大切です。

また現在では様々な保険会社が学資保険を取り扱っています。
長い期間に渡って積み立てていく保険なので、色々な学資保険を比較検討し、納得のいく契約を行いましょう。

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まとめ

  • こどもが17歳または18歳から通算5回の学資金・満期金を受け取れる
  • こども応援団A型は契約者の万が一の6つのリスクの払込免除保障してくれる分、月額保険料が高く返戻金が低い
  • Mickey(ミッキー)B型は死亡のみ払込免除保障のため、こども応援団A型より返戻金が高い
  • Mickey(ミッキー)C型は払込免除保障がないが、契約者の健康告知が必要なく年齢制限もほとんどないので加入しやすい
  • 途中解約すると受け取る解約返戻金は支払った保険料を下回るので注意

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