【FP監修】子供に医療保険は必要?FPがおすすめする本当に必要な保険とは

病気や怪我で通院する際の備えとして、医療保険に入っている人は多いですよね。手術の給付金や入院の一時金など出費がかさむときに給付が出るのは助かります。
では、子供が産まれたら医療保険に入るべき??保険は入っているのにこしたことはないですが、保険料負担を考えると…答えは「NO」。入るとしても、保障は本当に必要なものだけに絞るのがベター。
そこで、今回はFPの視点から子供の医療保険について解説し、本当に入っておくべき保険についても紹介します。ぜひ参考にしてください。

【この記事の監修】

ファイナンシャルプランナー 西田 凌 学資保険プロ

ファイナンシャルプランナー
西田 凌

複数の保険総合代理店にて勤務後、より多くの方に「正しい情報」を届けるために、現在は完全独立系のファイナンシャルプランナーとして活躍中。
年間100世帯の面談経験を元に、個人のコンサルティングやweb上での相談サービスに加え、お金の専門家として様々な情報サイトで執筆を手掛ける。
保険のみならず、年金や社会保険、資産運用や老後資金など幅広い知識で家計にベストなアドバイスを行うFPとして人気が高い。

FP2級・AFP 資格保有

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子供の医療保険とは?保障内容やメリットをチェック

急な事故やケガ、病気の治療の際に保険金を受け取れる医療保険。万が一の出費に備え、加入している人も多いですよね。医療保険の保障があれば、手術給付金や入院給付金を受け取ることで、自己負担費用を抑えられます。
この医療保険には大人のみでなく、子どもを対象にした商品もあることはご存知でしょうか。子どもを対象にした保険は、ほかにもさまざまな種類があります。

<子どもが契約対象となる保険の種類>

死亡保険 死亡や高度障害状態になった場合に備える保障。
・終身タイプ
・定期(掛け捨て)タイプ。
※万が一のことがあった場合に、毎月の生活費が保障されている収入保障が付帯できるものもあります。
医療保険 病気やケガに備える保険。
・入院給付金
・手術給付金
※通院のための交通費など、治療以外にも申請できるものもある。
傷害保険 突然の怪我など、日常生活での事故に備える保険。
・スポーツやレジャー中の怪我
・自転車の事故
個人賠償責任保険 他人に怪我をさせたり、物を壊したときの賠償に備える保険。
・ボールが他人の車にぶつかる
・友人のおもちゃを壊した
など、日常に起こるトラブルに対応。
学資保険 子どもの将来の学資金に備える保険。貯蓄タイプと、保障タイプに分かれる。
・死亡保障
・医療保障
特約として、育英年金などが付帯できる。

目的によって、さまざまな保険の種類がありますが、すべて加入するべきとは限りません。なかには、年齢の低い子どもには必要性が低い保険もあります。
今回は、子どもの医療保険について、どのような保障内容があるのか、またそのメリットについてお伝えします。

子供の医療保険でカバーできるもの

幅広い保障内容が充実している子どもの医療保険。実際の保険商品を見比べながら、どのような保障があるのかを把握しましょう。

  コープ共済 県民共済
(こどもⅠ型)
月掛保険料 月1,200円 月1,000円
子どもの
年齢
0~満17歳 0~満17歳
入院した
とき
日額10,000円 日額5,000円
手術を
受けたとき
入院中50,000円
外来 25,000円
※診療報酬点数1,400以上が算出された手術の場合
20,000円
50,000円
100,000円
200,000円
※手術内容により、共済金が異なる。
ケガや事故での通院 最高90日まで日額2,000円 最高90日まで日額2,000円
契約者の
死亡
交通事故など 300万円
病気など 10万円
交通事故など 500万円
病気など 50万円

子どもの医療保険は少額な付掛金の金額に対し、手厚い保障が受けられることがわかります。上の表のほかにも、さまざまな保障内容や、付帯できる特約があり、各家庭に合わせた選択肢を選ぶことが可能です。

医療保険は0歳から加入できる

医療保険のなかには、子どもが0歳から加入できる商品があります。医療保険は、加入時の月掛金が変動することがないので、0歳の時点での安い保険料は、契約を継続している限り一定です。

また、子供に先天性の疾患の疑いがある場合、通院や治療にかかわるこまかな出費に給付金は役だちます。子どもが生まれたばかりで貯金が少ない時期であれば、いざという時のために、加入しておくのも選択肢の1つです。

医療費助成制度の対象以外の支出に備えられる

子どもの病気や急な事故が起きたときにかかる出費は、治療費や薬代だけではありません。大人の付き添いがある場合の個室の差額ベッド代、食事代、病院までの交通費などさまざまな出費が掛かります。
また、入院中に保護者が仕事を休むことになれば、その間減少した収入など、治療以外の支出に対して手厚い保障サポートが受けられます。これらの出費は1つひとつは少額でも、すべてを自己負担すると大きな額になるので、保険金がおりるのは助かりますね。

子供の医療保険に入る必要はある?

大人と同じように、さまざまな商品がある子どもの医療保険。しかし、年齢が低い子どものうちから医療保険は必要なのでしょうか?

自治体の医療費助成があるので保障の必要が少ない

各自治体では、子どもの事故や病気の際に、治療費の助成を受けられる保障制度を設けています。例えば、病院の診察や薬剤などが自己負担金なく受けられるものです。無料ではなく、少額の自己負担分があるケースなど、自治体によって助成の範囲や対象年齢にばらつきはありますが、自己負担金を支払うことなく診察を受けられる期間があります。

そのため、ほとんどの事故や病気の場合は、自治体で行っている助成の範囲で十分な場合がほとんどです。

子供は入院や手術が必要になる可能性が低い

子どもは、お年寄りと比べると、入院や手術が必要になることが少ないため、医療保険を必要とする機会が多くありません。一方で医療保険に加入すると、保険料は毎月の出費です。医療保険に加入することでの安心は得られますが、戻ってくる金額が少なくなる可能性があります。

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祖父母に頼れない、兄弟がいる場合はメリットあり

よく起こることではありませんが、大きなケガや病気のために入院が必要となる場合があります。その場合、個室のベッド代や病院までの交通費は自治体の助成では保障対象外になるため、自分で負担しなくてはなりません。

急な事態に対応するときに、十分な貯金があるとは限りませんよね。そのような時に、祖父母に頼れない場合や、兄弟に金銭面での迷惑をかけたくない場合は、医療保険の保険金が役に立つでしょう。

医療保障の充実した三井住友海上あいおい生命の「&LIFEこども保険」について詳しくはこちらの記事をチェック

医療保険に入るなら助成が終わってから

医療費の助成は、各自治体によって12歳までだったり、15歳だったりと対象年齢はさまざまです。医療保険に加入するなら、助成の対象年齢をすぎ、通院などに自己負担金がかかるようになってからがおすすめです。
退院後でも、大人だったら自分で通える所が、子供の場合は送り迎えが発生したり、骨折など長期に渡り通院の治療が必要となる場合もあります。
また、お母さんが子供の面倒を観ている間は、食費など家庭の支出が普段の生活よりも増えてしまう事もあります。
しかし、医療保険のなかには、大きな病気や手術歴のあとでは入りにくい商品がありますので、注意が必要です。また、持病が疑われる場合は自治体の助成を受けられる期間に関係なく、加入しておくことで、その後に備えられるというメリットがあります。
今現在、子どもが健康であれば、必要性が低い医療保険。しかし、各家庭の事情によって必要性は変化しますので、加入の検討の前に一度どのような保障が必要か確認してみましょう。

子供に本当に必要な保険は?

子どもの年齢が小さいうちは、自治体の助成があるので、医療保険に加入する必要性は低いといえます。しかし、病気やケガ以外にも、予想外の事態への備えが必要です。突然に起こるあらゆるリスクを想定し、加入しておくと良い保険をご紹介します。

個人賠償責任保険

個人賠償責任保険とは、日常で起こるさまざまな損害に対して補償される保険です。子どもの投げたボールが他人に当たり、ケガをさせてしまった場合や、誤って品物を破損してしまった場合など、相手に損害が出た場合に対象となります。保険料は少額であるため、加入しやすいところもメリットです。
また、個人賠償責任保険は、自転車での事故やトラブルも補償されるため、自転車保険の代わりとして加入する方もいます

自転車保険

自転車保険とは、自転車を運転中の事故やトラブルに対応するための保険です。自転車の事故は交通事故全体の20%を占めており、未成年であっても責任を負わなくてはなりません。
近年、自転車による事故で多額の賠償金を請求されるケースが増え、自転車保険の加入は国も推奨しています。その背景もあり、自転車保険の加入を義務とする自治体が増加。今後も各地に広まっていくことが予想されています。義務化されていない地域でも、子どもに自転車を買うタイミングでの加入がおすすめです。
自転車保険のみでの保険商品もありますが、自動車や火災保険の特約として個人賠償責任保険を契約するパターンも多くあります他の保険と重複していないか、確認しながら加入しましょう。

学資保険

教育費のための保険というイメージの強い学資保険ですが、学資金を貯めるという目的以外にも、親が死亡した際の保障として加入する人もいます。学資保険のなかには、万が一契約者である親が亡くなった場合にはそれ以降の保険料の払込が不要となり、通常の契約と同じように満期金が支払われる商品が一般的です。このような保障があることで、高校や大学の進学をあきらめることなく生活できる可能性が高まります。
学資保険を契約するなら、できるだけ支払金額よりも受取金額の高い保険を選びたいですよね。学資保険の返戻率は、保険会社によって、またはそのプランによって大きく異なります。最新の返戻率ランキングをチェックしてくださいね。

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まとめ

万が一の時の入院費や治療費の自己負担額を減らせる、子どもの医療保険。保障が手厚いのは安心でもありますが、家庭によっては必要性の低い商品となる可能性があります。保障が手厚くなりすぎたり、重複してしまわないように、加入の前にどのような保険が必要かをしっかり相談してから決めることがおすすめです。

  • 子どもの医療保険は、月1,000円程度で加入でき、入院や手術、交通費や差額ベッド代まで幅広いサポートが充実している。
  • 子どもは、大人と比べ大きな怪我や病気のリスクが低い。また、各自治体には、医療費の助成があり、子どものうちは、医療費がかからないため、医療保険のメリットは少ない。
  • 子どもにおすすめの保険は、日常のなかで起こりやすい事故やトラブルに対応する個人賠償責任保険や自転車保険。
  • 将来のための貯蓄として、学資保険もおすすめ。

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